第18回全国高校生短歌大会(短歌甲子園2023)大会結果


広報ID1043880  更新日 令和5年11月21日


第18回全国高校生短歌大会(短歌甲子園2023)の大会結果をお知らせします。


団体戦結果

団体戦入賞校

団体戦優勝作品

 

題:「呼」
青森明の星高等学校

 

1年 船橋 拓実

 何者にもなれない自分はまだ遠く

 光の方へ

 呼んでくれたね

 

2年 豊川 夏蓮

 呼吸の合う

 あなたと叫ぶ街中で

 きっとこの声窓がびびるな

 

2年 棟方 悠月

 いつだろう

 呼応の副詞になったのは

 私、君とはセットじゃないぞ

 

団体戦準優勝作品

 

題:「呼」
青森県立八戸西高等学校

 

1年 作山 優斗

 「元気でね」

 ユリを呼ぶ日はもう来ない

 義理チョコだけが手元に残る

 

1年 高畑 道磨

 「化け物」と

 呼ばれ続けた六本指

 生まれる前の原爆の傷

 

2年 奥 銀次郎

 ミャンマーは民主化の熱孕み

 千里先の新成人 呼び

 覚ます

 

団体戦第三位作品

 

題:「明」
岩手県立盛岡第三高等学校

 

2年 熊谷 惇希

 眠たさを水で落とした

 目の下に

 明かりすらない夜空を見つける

 

2年 小野 光璃

 つたなさの覗く手紙を

 何回も読み返している

 明け残る月

 

1年 田島 颯大

 空っぽな方がうれしい

 何だって言っちゃう君は

 明るいシャボン

 

 

題:「明」
埼玉県 星野高等学校

 

2年 砂長 陽咲

 明後日は晴れるよと笑う電話口

 「好き」

 の二文字を雲に隠して

 

2年 金光 舞

 月明宙へ浮くよう

 この地球は

 どこかで照っているはずだった

 

2年 藤枝 杏里

 手術へと飛んでく鳥が白くって

 目を細む母、子の名は

 明

 

個人戦結果

最優秀作品賞

【岩手県】岩手県立盛岡第三高等学校 1年 田島 颯大(たじま そうた)

題:曲

「私」というながい一曲

 甘さしかないジャムパンも

 音符のひとつ

優秀作品賞

【福岡県】福岡県立城南高等学校 3年 倉光 咲妃(くらみつ さき)
 

題:文

 怒ってはいないと気付く

 君の打つ文章にない

 句読と読点

審査員特別賞

【神奈川県】神奈川県立光陵高校

学年 氏名
2年 池野 弘葉(いけの ひろは)
1年 鳥野 空音(とりの そらね)
1年 猪野田 涼奈(いのだ りょうな)

 

話題賞

【岐阜県】岐阜県立飛騨神岡高校

学年 氏名
3年

中島 咲音(なかしま さきね)

3年 中島 彩音(なかしま あやね)
2年 中島 聖音(なかしま さとね)

 

特別審査員 小島ゆかり賞

【神奈川県】神奈川県立光陵高等学校 2年 池野 弘葉

題:スマホ

もうすでに生態系の頂点に

スマホがいると知っている

けど

石川啄木賞

【青森県】青森県立八戸西高等学校 2年 奥 銀次郎

 題:明

 産廃が埋め立てられゆく

 明け六つに

 鳥の夢から目覚める子らよ

話題作品賞

【鹿児島県】鹿児島県立鹿屋高等学校 1年 中原 輝羅 

 題:曲

 人々は 抱えて眠る

 海底で

 歪曲された 時計の影を

 

三重県 高田高等学校 2年 治田 優花

 題:スマホ

 腹ぺこな

 スマホは大きく口を開け

 「かくれんぼ」すら概念となる

 

群馬県 高崎商科大学付属高等学校 1年 福島 環

 題:力

 社会へと

 粒子のように投げ出され

 この力場で生きろと言うのか

 


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