広報ID1020800 更新日 平成29年8月22日
第12回全国高校生短歌大会(短歌甲子園2017)の結果をお知らせします。
先鋒
<住久 花梨(3年)>
合格を告げる板見て
息を呑む
我の瞳に喜びの色
中堅
<大下 美帆(3年)>
打ちとりて
最後のアウトとれたとき
ゲームセットの声で喜ぶ
大将
<中公 るみな(3年)>
隣には
喜色たたえた友がいる
きっとこれこそ幸せなんだ
先鋒
<林 里美(1年)>
振り向いて
君に喜びを言えたなら
鏡は十五の私をうつす
中堅
<袖山 空大(1年)>
喜びも悲しみさえも
とりあえず
母より先に君に言いたい
大将
<大幡 浅黄(1年)>
いのちとは
激動するもの吠えるもの
喜ぶために生まれてきたの
先鋒
<川崎 詩織(1年)>
植えられた黄色いユリの鉢よりも
道路のスミレ
凛としていた
中堅
<中居 舞優子(2年)>
帰り道
ずれた歩幅を埋めたくて
グリコをしよう歩道橋では
大将
<藤田 悦子(3年)>
恒久の海の道から浮上する
月下美人は
咲き初めており
先鋒
<林 里美(1年)>
あの道に置き去りにした夏がある
今でも耳から消えない
ごめん
中堅
<袖山 空大(1年)>
たんぽぽに
「どこから来たの?」と聞いてみる
故郷に向かって歩くあぜ道
大将
<大幡 浅黄(1年)>
道を行く人の「内緒」の声がする
ちっぽけだから
好きだふるさと
先鋒
<住久 花梨(3年)>
姉たちと
道もなき山のぼった日
おさない僕は一番後ろ
中堅
<大下 美帆(3年)>
進むしかないとわかるも
進めずに
進めぬ道の理由を探す
大将
<中公 ルミナ(3年)>
思いきり
駆け抜けていた坂道も
今では少し怖く感じる
先鋒
<菊地 夏緒(2年)>
白球が
目の前の道切り開き
仲間の汗が恒星となる
中堅
<原澤 祐き乃(1年)>
道の先陽炎笑う
赤いアメ奥歯で噛みしめ
悔いる八月
大将
<大森 美南(2年)>
大丈夫
どんなに道に迷っても
僕らの星を見つけに行こう
【福岡県】
福岡女学院高等学校
中村 朗子(1年)
長雨に
濡れた葵の花のような
ふるえる君の声に触れたい
【青森県】
青森県立三沢高等学校
木村 茉希(3年)
立体の模型を箱に詰めたような
ケンカした後の
心の隙間
【岩手県】
岩手県立久慈東高等学校 中公 ルミナ(3年)
題:挑
まだ誰も見たことがない
七色の橋のたもとを
探す挑戦
【神奈川県】
神奈川県立横浜翠嵐高等学校 松長 諒(2年)
題:遠
遠くまで旅にでようか
前を行く
君のパスモがゾロ目を示す
【宮城県】
宮城県立小牛田農林高等学校 本間 健汰(3年)
題:声
僕たちの
一生分の
どれだけの声を形にできるだろうか
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