盛岡ブランド推進計画(平成17年度〜平成26年度)
広報ID1009718
更新日
令和3年3月12日
盛岡ブランド開発の背景
人口減少、少子高齢化の進行、地方分権の進展などにより、地域間競争が激化する中、本市が「訪れたいまち」、「暮らしてみたいまち」、「住みつづけたいまち」として、市内外の人々から「選ばれるまち」になるため、盛岡の歴史、自然、景観、風土、特産品、文化、先人など、あらゆる角度から、
- 「盛岡の有形・無形の地域資産」がもつ魅力(盛岡らしさ)を掘り出し、育み、磨き上げ、市外に発信すること
- 「盛岡らしさ」により他の地域との差別化を図ることで、盛岡が市内外の人々に「価値あるもの」と評価され、多くの人から「選ばれるまち」となり、地域の活性化が図られるなど、元気なまちづくりが推進されること
- 市民がこの「盛岡らしさ」についての価値観を共有し、盛岡に誇りや愛着をもち、生活すること
を目指し、平成18年1月から平成27年3月までを計画期間とする盛岡ブランド推進計画を策定し、盛岡ブランドの開発に取り組んできました。
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主な取組内容
- 盛岡ブランド宣言、キャッチコピー、ロゴマークの作成
盛岡ブランドのコンセプトをわかりやすく伝え、より強力に外部に発信するツールとして、盛岡の価値や魅力を言い表した「盛岡ブランド宣言」を行うとともに、キャッチコピー、ロゴマークを作成し、盛岡ブランドのPRを行ってきました。
- 庁内各課などの実施事業の盛岡ブランド推進計画への位置付け
これまで庁内の各課などがそれぞれ実施してきた事業のうち、盛岡ブランドに関連がある事業を計画の推進項目に位置付け、全庁で盛岡ブランドの推進に取り組んできました。
- 4つの主要プロジェクトの設定
盛岡ブランドのコンセプトと合致し、盛岡ブランドを代表するものを、重点的に取り組む「主要プロジェクト」として位置付け、事業を展開してきました。
まちなみ保存活用プロジェクト
盛岡市歴史的街並み保存活用基本計画の策定、歴史的街並み整備事業補助制度の創設、歴史的建造物の保存・活用など
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もりおか水の恵み活用プロジェクト
盛岡・北上川ゴムボート川下り大会、平成の名水百選の活用など
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特産品認証プロジェクト
盛岡特産品ブランド認証制度の創設、認証商品の首都圏などでのPRなど
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先人と文化振興プロジェクト
全国高校生短歌大会(短歌甲子園)の開催など
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主な成果
これまで埋もれていた「盛岡らしい有形・無形の価値や魅力」を「盛岡ブランド」として整理・体系化できたこと
- 盛岡ブランド推進計画の推進項目に位置付けた個別ブランド及び事業を、「観光」、「地場産業」、「文化暮らし」の3分野に整理し、多面的・重層的に取り組みました。
- 鉈屋町を中心とする歴史的街並みについて「盛岡市歴史的街並み保存活用基本計画」を策定し、町家の修景費用の一部を補助する「盛岡市歴史的街並み整備事業補助金制度」を創設したほか、市民協働推進事業の一環である「まちづくり施設整備事業」により町家の修理活用等に要する費用の一部を補助するなど、街並みの保存・活用を図りました。
- 「盛岡特産品ブランド認証制度」を創設し、盛岡で製造、生産されている地場産品を盛岡ブランドとして認証することで、認証商品に対する消費者の信頼を高める取組を行いました。一部の産品については商標登録を行い、権利保護に努めています。
「盛岡ブランド宣言」、「キャッチコピー」及び「ロゴマーク」を作成し統一感のあるPRを実施できたこと
- 盛岡の価値や魅力が、脈々と続いてきた日々の暮らしの中から生まれた、歴史、自然、景観、風土、特産品、文化の総称であることを言い表した、「盛岡ブランド宣言」やキャッチコピー「もりおか暮らし物語」を作成し、ポスターやテレビコマーシャルなどを利用し、PRしてきました。
- 盛岡ブランドのロゴマークを作成し、盛岡特産品ブランド認証商品や市の広報紙などに表示しています。
盛岡三大麺(盛岡わんこそば、盛岡冷麺、盛岡じゃじゃ麺)、盛岡さんさ踊りや南部鉄器など、個々のブランドの全国的な知名度が向上したこと
- 盛岡をPRするイベント「盛岡デー」を東京や沖縄などで開催し、市長自らのトップセールスの下、盛岡特産品ブランド認証商品の販売、盛岡さんさ踊りの披露などを行いました。東京などでの特産品の販路拡大につながっています。
- 全国高校生短歌大会(短歌甲子園)や盛岡さんさ踊り、盛岡・北上川ゴムボート川下り大会など、先人や自然、郷土芸能などを積極的にPRし、全国から多くの方が訪れるイベントを実施しました。
- 盛岡さんさ踊りの和太鼓同時演奏世界記録に2014年に再び挑戦し、3437人という世界記録を達成し、2011年以来3年ぶりに世界一の座に返り咲き、盛岡さんさ踊りを全国、世界に強力に発信しました。
主な課題
「盛岡ブランド」の市民への浸透が不十分
- ・前計画では、盛岡ブランドのコンセプトを説明するため、「盛岡ブランド宣言」、「キャッチコピー」のほか、「3つの約束」、「盛岡らしさ6か条」など様々な考え方が盛り込まれており、複雑な構成になっていました。結果として、盛岡ブランドのコンセプトが伝わらない面がありました。
- ・盛岡特産品ブランド認証商品において、ロゴマークを表示した認証シールを貼付し販売している認証商品が少なく、また、認証商品の販売店でのPRも十分ではありませんでした。
「盛岡ブランド」の推進方策として掲げた仕組みの形骸化
- 市民協働の中核組織である「盛岡ブランド市民推進会議」の中に設置を予定していた盛岡ブランド推進リーダーや盛岡ファンクラブが実際には設置されていないなど、当初想定していた市民協働の仕組みを上手く機能させられませんでした。
シティプロモーションの視点に基づく市外への情報発信の不足
- 盛岡ブランドを構成する個々のブランド(特産品や観光イベントなど)の全国での知名度は確実に上がっていますが、シティプロモーションの視点で見た場合、市外、特に首都圏に対する情報発信が十分には行なわれてきませんでした。
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