性暴力・性犯罪

広報ID1046284　更新日令和6年1月24日

性犯罪・性暴力とは

　望まない、同意のない性的な行為は、性暴力であり、重大な人権侵害です。

　性暴力は、年齢、性別にかかわらず起こります。身近な人や夫婦・恋人の間でも起こり、セクシュアリティなどは関係ありません。

　断れない状況であったり、はっきり嫌だと言えない状況での性的な行為は、同意があったことにはなりません。

　ひとりで悩んだり自分を責めたりしていませんか？

　誰かに相談することは勇気がいるかもしれませんが、相談機関では秘密を固く守ります。一人で悩まず、ご相談ください。

性暴力の例

JK（女子高生）ビジネス・AV（アダルトビデオ）出演強要
モデル等のスカウト、高収入アルバイトの応募をきっかけに性的な行為を強要される。
レイプドラッグ
睡眠薬などのクスリやお酒を使用し、抵抗できない状況で性的な行為をされる。
デートDV・ドメスティックバイオレンス
配偶者や交際相手など親密な間柄での暴力であり、性的な暴力だけでなく、身体的、精神的、経済的な暴力等がある。「好きだから」「嫌われたくないから」とう気持ちが先だって、自分では暴力と気付けない場合もある。
SNS（インターネット）利用による性被害
言葉巧み誘導され、自分の裸の画像を送信されられたり、誘い出されて性的な行為をされる。
同意のない又は望まない性行為（見せる、さわる、さわらせる）
痴漢、盗撮
リベンジポルノ
嫌がらせ目的で性的な写真や動画をインターネットで公開する
セクシュアルハラスメント

　内閣府ホームページでは性暴力・性被害に関する事例や相談窓口、身近な人が気を付けること等が掲載されています。

　詳しくは専用サイトをご覧ください。

性犯罪・性暴力とは（内閣府）（PCページ）（外部リンク）

性暴力に関する誤った認識

　まったく知らない人からの性暴力が多いと思われがちですが、実際には顔見知りからの被害の方が大多数です。

　また、次のような間違った思い込みによる周囲の言動で被害者がさらに傷つくことがあります。

暗い夜道や危険な場所に行くから被害にあう
短いスカートや薄着をしているから被害にあう
若い女性だけが被害にあう
加害者のほとんどは見知らぬ人だ等

性暴力について相談された時

　周囲の人の対応等によって傷つけられてしまうことを「二次的被害」といいます。被害にあわれた方への言葉かけやSNSのコメント、うわさ話など、偏見による心ない中傷はもちろん、被害者のためを思っての声かけであっても、性暴力の実態や被害者の苦しみへの無理解によって、被害にあわれた方を苦しませてしまうことがあります。二次的被害とならないために次のようなことに気を付けて被害に遭った人に接してください。

「あなたは悪くない」と繰り返し伝えましょう。
被害を軽く見たり、本当に事実なのかを疑わずにそのまま受け止めましょう。
被害にあわれた方を責めたり、「加害者に復讐する」と怒ったりすることで、被害にあわれた方を怖がらせないようにしましょう。
「私にすべて任せて」「大丈夫！」などと簡単に保証したり、リードせずに話を聞きましょう。
「こうするべき」などと押し付けるのではなく、被害にあわれた方の意志を尊重したうえで、被害者のための相談窓口があり、様々な支援を受けられることを伝えてあげてください。