アメリカオニアザミの駆除のお願いについて


広報ID1028489  更新日 令和4年7月13日


アメリカオニアザミは生態系被害防止外来種です。

アメリカオニアザミとは

 最近、市内の各所で「アメリカオニアザミ」という外来植物を見かけるようになりました。

 アメリカオニアザミは、名前に「アメリカ」とありますが、ヨーロッパ原産のキク科の植物(多年草)で、夏頃にピンク色の花を咲かせます。種はタンポポのように綿毛がついており、風に乗って拡散します。

 この植物は、繁殖力が強く、その土地に元々あった植物の生育場所を占領してしまう恐れがあり、環境省により生態系被害防止外来種に指定されています。また、固く鋭いトゲがあるため、素手で安易に触れると危険です。

 ご自宅の庭などの敷地内でアメリカオニアザミを見つけたら、生息域を広げないよう、駆除のご協力をお願いします。
 ページ下の「駆除の方法」を参考にし、できるだけ大きくなる前に作業の上、処分してください。

[画像]写真:アメリカオニアザミ(108.4KB) [画像]写真:アメリカオニアザミの幼葉(91.9KB) [画像]写真:アメリカオニアザミのつぼみ(88.2KB)

ノアザミ(在来種)との違い

ノアザミとアメリカオニアザミの簡易的な見分け方
  ノアザミ(在来種)

アメリカオニアザミ(外来種)

開花時期 4〜7月 7〜9月
葉のトゲ 葉の縁のみ 葉の縁のほか、表面にも密生
花のつき方 茎の先に花を1つだけつける(上向き) 茎の先に花を複数つける(横向きか上向き)

我が国の生態系に被害を及ぼすおそれのある外来種(生態系被害防止外来種)とは

 外来種とは、元々その地域にいなかったのに、人間の活動によって他の地域(国内の他の地域も含む)から入ってきた生物のことです。

 その中でも特に侵略性が高く、我が国の生態系、人の生命・身体、農林水産業に被害を及ぼす又はそのおそれのある外来種を「我が国の生態系等に被害を及ぼすおそれのある外来種(生態系被害防止外来種)」として選定し、取扱いについて注意を促しています。

 これらの外来種は、環境省と農林水産省によって、外来生物法に基づく規制の対象となる特定外来生物・未判定外来生物に加えて、同法の規制対象以外の外来種も幅広く選定し、リスト化されています。(国外由来の外来種だけでなく、国内由来の外来種も対象としています。)

駆除の方法

ご自宅の庭など敷地内で見かけたときは、次により駆除をお願いします。

  1. トゲに注意!
    長袖・長ズボンを着用し、厚手のゴム手袋や皮手袋をはめてください。軍手では貫通します。
    花が咲き終わり、枯れたものでもトゲは残っています。素手では触らないでください。
  2. 花が咲く前に!
    種子をつける前の対策が効果的です。
  3. 根っこごと!
    株や根が残っていると再生します。根ごと駆除するのが理想です。
  4. 道具を使いましょう!
    トゲが固く鋭いので、手で引き抜くよりもスコップで周囲の土ごと掘り返すか、草刈り鎌で刈り取りましょう。
    残った根から再生した場合には、その都度駆除をお願いします。
  5. 種子の飛散、トゲに注意して処分!
    駆除したものをその場に放置すると、種が飛散するおそれがあります。速やかにごみ袋に入れてください。
    可燃ごみとして処分できますが、トゲがごみ袋を突き破り、収集作業員がケガをする可能性がありますので、新聞紙などでくるむ、袋に「トゲ注意」の表示をする、袋に入れたまま腐らせるなど、トゲが危なくないようなご配慮をお願いします。

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