広報ID1010429 更新日 令和6年7月19日
1950(昭和25)年、中尊寺金色堂内におさめられている藤原氏の遺体4体が学術調査されました。その際、第四代泰衡の首桶から、80粒ほどハスの種が発見されました。
そこで、中尊寺は当時の調査委員であった大賀一郎博士の門下、長島時子氏(恵泉女学園短期大学教授)にこの種の栽培を依頼しました。その結果、1993(平成5)年に発芽し、1998(平成10)年、ついに開花に成功しました。このハスは和蓮の一種で、花弁は淡い紅色、やや細身で「中尊寺ハス」と命名されました。
2011(平成23)年3月に発生した東日本大震災では、多くの尊い命が失われました。未曾有の大震災からの一日も早い復興への岩手県民の願いは、初代藤原清衡の切なる願いでもあった、争いのない世界、そして極楽浄土への想いにも通じます。
2012(平成24)年3月30日、犠牲者への鎮魂と復興推進のシンボルとして、極楽浄土に咲く花「中尊寺ハス」を広めることを目的とした「復興の花中尊寺ハスを広める会」(事務局:岩手県商工会議所連合会)が設立されました。この「復興の花中尊寺ハスを広める会」の株分け第1号として、2012(平成24)年4月5日、藤原氏に縁の深い安倍館町の保護庭園「一ノ倉邸」に移植することになりました。
令和6年度の中尊寺ハスは7月5日頃に咲き始めました。
ハスは7月から8月にかけて開花しますので、是非お越しください。
午後になると花が閉じてきますので、午前中の見学をおすすめします。
※8月10日から20日まで一ノ倉邸は休館します。
[画像]中尊寺ハスの写真(109.0KB) [画像]中尊寺ハスの写真(117.5KB) [画像]中尊寺ハスの写真(110.5KB)
〜以下、令和5年度の様子〜
令和5年度は7月14日に咲き始めました。
[画像]令和5年度中尊寺ハスの写真(35.9KB) [画像]令和5年度中尊寺ハスの写真(35.7KB) [画像]令和5年度中尊寺ハスの写真(36.2KB)このページには添付ファイルがありますが、携帯端末ではご覧いただけません。
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