広報ID1045124 更新日 令和6年2月29日
プレコンセプションケアとは、日本語に訳すと「妊娠前の健康管理」という意味になります。現在は、妊娠前の若い女性やカップルを対象として、性や妊娠に関する正しい知識を身につけ健康管理を促す取り組みとされています。
※WHO(世界保健機構)が「妊娠前の女性とカップルに医学的・行動的・社会的な保健介入を行うこと」と提唱し、国際的にも取組が推奨されています。
(1)若い世代の健康を増進し、より質の高い生活を実現してもらうこと
(2)若い世代の男女が将来、より健康になること
(3)(1)の実現によって、より健全な妊娠・出産のチャンスを増やし、次世代の子どもたちをより健康にすること
(1)適正体重を守る
18?49歳の女性の適正体重の範囲は、BMI値で18.5?24.9。やせ(18.5未満)は低出生体重児等の要因になり、肥満は妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群等につながります。適正体重を維持す るように心がけましょう。
(2)栄養バランスを整える
若い女性は、たんぱく質、カルシウム、食物繊維等が不足して、「低栄養」の傾向があります。1日3食きちんと摂り、できるだけ栄養バランスが整うように心がけましょう。
(3)適度に運動する
若い女性は運動から遠ざかってしまい、体力が低下しがちです。1週間あたりの運動量は150分ほどが目安とされています。運動不足の人は今よりも毎日10分長く歩くなど、身体活動量を少しでも増やしてみましょう。
(4)禁煙する・受動喫煙を避ける
喫煙は流産や早産、低出生体重児などのリスクを高めます。今、喫煙している女性は妊娠する前に、完全に禁煙しましょう。自分の意思で禁煙が難しければ、禁煙外来の利用をおすすめします。また、受動喫煙も健康に影響を及ぼすので、パートナーも禁煙するとベストです。
(5) アルコールは控えめに
飲み過ぎは心身共に悪影響を及ぼします。適度な飲酒を心がけましょう。
(6)ストレスを溜め込まない
過度なストレスは不安や抑うつの原因になります。ストレスを溜め込まないように、自分なりの発散方法を見つけましょう。
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