大腸がん検診


広報ID1006538  更新日 令和4年4月1日


検診は40歳以上、定期的に受けることが大切です。

大腸がんを知ろう

[画像]大腸がん説明(88.6KB)

大腸がんは、わが国のがんによる死亡原因の上位に位置しています。40歳以上から増加し、高齢になるほどかかりやすくなる傾向があります。2019年女性のがん死亡数第1位となっています。大腸がんの中には、急速に進行するがんもあります。早期発見、治療で大切な命を守るために、40歳以上の方は毎年検診を受けましょう。

対象者

盛岡市に住所を有する年度末年齢40歳以上の人。

市の検診が対象外となる人

相談先・対応について

(1)勤務先などで大腸がん検診を受ける機会のある人 加入している健康保険者に検診の有無について問い合わせしましょう。
(2)人間ドックを受診または受診予定の人 人間ドックのオプションで受けられる場合がありますので、予約時にご確認ください。
(3)大腸疾患で治療中ならびに定期的に経過観察中の人 かかりつけ医に相談しましょう。

自己負担額

1100円

検診の受け方

[画像]大腸がん検診の受け方(76.7KB)

大腸がん検診では、症状などの問診の後、便潜血検査を行います。専用の容器でご家庭で2日分の便を採取します。がんやポリープなどの大腸疾患があると大腸内に出血することがあるため、便に混じったその血液を検出することが目的です。

※血液は、通常は微量で目には見えません。

「要精密検査」の結果なら必ず精密検査を受診

精密検査は全大腸内視鏡検査です。

全大腸内視鏡検査
下剤で大腸を空にした後に、肛門から内視鏡を挿入して大腸を撮影し、がんやポリープなどがないか調べる検査です。必要に応じて組織を採取し、悪性かどうか診断します。
大腸の奥の観察が困難な場合には、X線検査を併用します。
大腸のX線検査
下剤で大腸を空にした後に、肛門からバリウムを注入し、空気で大腸を膨らませて大腸全体のX線写真を色々な方面から撮影する検査です。

※大腸がんであっても症状が出ないことはよくあります。「症状がないから大丈夫」などと自己判断せず、必ず精密検査を受けてください。また、便潜血検査が毎回陽性になるわけではないので、もう一度便潜血検査をするのではなく、必ず精密検査を受けてください。

生活習慣を変えて、大腸がんを防ごう!

大腸がん危険度チェック

当てはまる項目の数が多いほど、大腸がんの危険度が高まります。

大腸がん予防に役立つ生活習慣にチェンジ!

ポイント1「栄養バランスのとれた食事」
ポイント2「毎日の生活にプラス10分の運動を」

 大腸がん予防には、激しい運動よりも適度な運動が効果的です。日常生活の中で動く機会を増やし、無理なく続けることが大切です。エレベーターではなく階段を使う、テレビを見ながらストレッチをするなど、今より10分多く体を動かしましょう。

ポイント3「お酒はほどほどに」

 アルコール摂取量が適量でも、毎日飲酒すると大腸がんのリスクが高まります。休肝日を設けた上で、1日の適度な飲酒を心掛けましょう。
※1日の適量な飲酒量:アルコール20g(ビール500ml、ワイン200ml、日本酒180mlなど)

ポイント4「禁煙に取り組む」

 たばこはがんに限らず、全身に悪影響を与えます。なかなか禁煙できないときは、禁煙補助薬の使用や医療機関で禁煙に取り組みましょう。

 自分に合った食事や運動、お酒の飲み方などの健康相談を指定の会場や電話で受け付けています。お気軽にお問い合わせください。また、血便や残便感、腹痛など気になる症状がある場合は、医療機関を受診しましょう。

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