熱中症予防 「今夏も引き続きご注意を」
広報ID1006506
更新日
令和5年6月22日
熱中症は気温などの環境条件だけではなく、体調や暑さに対する慣れなどが影響して起こります。気温がそれほど高くない日でも、湿度が高い・風が弱い日や、体が暑さに慣れていない時は注意が必要です。また、日常生活で起こる熱中症の約半数は室内で起きています。どんな環境や体の状態のときに熱中症になりやすいのかを知って、熱中症の危険から身を守りましょう。
熱中症を引き起こす可能性のある要因
熱中症とは、体温の上昇と調整機能のバランスが崩れ、身体に熱が溜まった状態のことをいいます。
以下の3つの要因によって、熱中症は引き起こされる可能性があります。
- 環境
気温が高い、湿度が高い、風が弱い、日差しが強い、閉め切った屋内、エアコンのない部屋、急に暑くなった日、熱波の襲来
- からだ
高齢者・乳幼児・肥満の方、糖尿病・精神疾患等の持病のある方、低栄養状態、下痢等での脱水状態、寝不足等の体調不良
- 行動
激しい運動や慣れない運動、長時間の屋外作業、水分補給しにくい状況
熱中症予防のために、
- 無理をせず徐々に身体を暑さに慣らす
- 室内でも温度を測る
- 体調の悪いときは特に注意する ことを意識しましょう。
お出かけ前に要チェック!熱中症警戒アラート
[画像]熱中症警戒アラートポスター(265.6KB)
お出かけの前には「熱中症警戒アラート」を確認しましょう。
「熱中症警戒アラート」は、熱中症の危険性が極めて高くなると予測された際に、危険な暑さへの注意を呼びかけ、 熱中症予防行動をとっていただくよう促すための情報です。
発表されている日には、熱中症の予防行動を積極的に取りましょう。
重症化しやすい高齢者と乳幼児はここに注意!
高齢者
年をとると暑さを感じにくくなり、衣服での体温調節や水分補給が遅れがちです。また、体温を下げるための体の反応が弱くなるため、室内にいても熱中症の危険があります。
- 温度計を置いて室温をこまめにチェックし、暑い日には冷房を積極的に活用する。
- のどの渇きを感じなくても水分補給。トイレ回数の増加を気にして、水分摂取を控えるのはやめる。(水分などの摂取量はかかりつけ医の指示に従いましょう。)
乳幼児
身長が低く、地面に近い子どもは、地面の照り返しにより高い温度にさらされます。体温を下げるための反応も未熟なために熱中症の危険が高まります。また、子どもは自分からすすんで水分補給や衣類調節をすることができません。
- 子どもの様子をよく観察する
- 外出時の服装に注意し、帽子と飲み物を忘れずに
- 顔が赤く、たくさん汗をかいているようなときは涼しい場所で十分な休息と水分補給
- 食事をきちんと摂り、水分と塩分や栄養素の補給をする
- 外気は穏やかな気温の日でも、エアコンを使用していても、絶対に車内に置き去りにしない
熱中症の対処方法
[画像]応急処置(133.4KB)
熱中症が疑われるときは・・・
- 涼しい場所へ
エアコンが効いている室内や風通しのよい日陰など、涼しい場所へ避難させる
- からだを冷やす
衣服をゆるめ、からだを冷やす (特に、首の周り、脇の下、足の付け根など)
- 水分補給
水分・塩分、スポーツドリンクなどを補給する
自力で水が飲めない、意識がない場合は、すぐに救急車を呼びましょう
熱中症の応急処置 ※チェックするポイントは4つ
- 熱中症を疑うような症状がないか
めまい、失神、筋肉痛、大量の発汗、頭痛、吐き気、倦怠感、意識障害、けいれん、高体温等の症状がみられる場合、熱中症になっている可能性があります。
- 呼びかけに応えられるか
応えた場合は、涼しい場所へ避難し、服をゆるめ体を冷やしましょう。 呼びかけに応じない場合は、救急車を呼びましょう。
- 水分を自力で摂取できるか
大量に汗をかいている場合は、塩分の入ったスポーツドリンクや経口補水液、食塩水を活用しましょう。 自力で水分を補給できない、補給しても改善が見られない場合、医療機関を受診しましょう。
- 症状がよくなったか
十分に休息をとり、回復したら帰宅しましょう。症状が改善しない場合は医療機関を受診しましょう。
関連情報
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保健所 健康増進課
電話番号:019-603-8305
ファクス番号:019-654-5665
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